要請書提出の関連記事

2011年1月15日
 八ッ場あしたの会では今週、国交大臣、国交省宛に三つの要請書を提出しました。要請書提出に関する記事をまとめて転載します。

☆基本高水の再検証に関する要請書(馬淵澄夫国土交通大臣宛 1/11)↓
 https://yamba-net.org/wp/modules/news/index.php?page=article&storyid=1117

◆2011年1月12日 東京新聞群馬版より転載
http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20110112/CK2011011202000057.html

 ー検証会議に見直し派を 八ッ場ダム 市民団体、国交相に要請ー

 八ッ場(やんば)ダム事業の見直しを求める市民団体「八ッ場あしたの会」などは十一日、馬淵澄夫国土交通相が「優先して進める」とした利根川の最大流量(基本高水)の検証について「ダム建設の是非に直結する」と強調。国の検証会議の議論に、ダム見直しを主張する有識者を参加させるよう求める要請書を、馬淵氏あてに提出した。

 要請書では、馬淵氏が五日の記者会見で、基本高水の検証会議について「国交省が自前で御用学者を集めたと言われないようにしたい」と発言したことを重視。ダムに頼った治水に疑問を示す有識者として、京都大の今本博健名誉教授(河川工学)、新潟大の大熊孝名誉教授(同)、拓殖大の関良基准教授(森林政策学)の三人の名前を挙げ、検証のための会議に三人を参加させるよう強く求めた。

 同会の渡辺洋子事務局長は「過大な計算値となっている基本高水を下方修正することによって、八ッ場ダム建設が不要となる可能性が生じる。基本高水の検証を科学的、客観的に行うことは、ダムの治水面の検証を行うための絶対条件だ」としている。 (中根政人)

◆2011年1月12日 朝日新聞群馬版より転載
http://mytown.asahi.com/gunma/news.php?k_id=10000581101120001

 ー基本高水の再検証「専門の有識者で」あしたの会、国交相に要望ー

 八ツ場ダム建設見直しを訴えてきた「八ツ場あしたの会」は11日、馬淵澄夫国土交通相に対して要望書を提出し、国交省が再検証を進める利根川水系の基本高水について、専門的な知識を持つ有識者で検証を進めるべきだと訴えた。同会は、これまでの会議にはダム推進派の有識者が加わる一方で、懐疑的な有識者は参加が認められなかったといい「本当に科学的な検証にふさわしいメンバーが選出されるか厳しく見守る必要がある」としている。

 基本高水は200年に1度の大洪水が起きたと想定して最大流量を算出したもので、八ツ場ダム建設の根拠とされていた。だが、昨年国交省内に算出方法などを示した資料が見つからないことがわかり、再検証することが決まっている。

◆2011年1月12日 上毛新聞より転載

 ー利根川高水件所で国交相に要請書 八ッ場ダム建設見直し市民団体ー

 八ッ場ダム建設見直しを求めている市民団体「八ッ場あしたの会」は11日、国土交通省が今後進める利根川で起こり得る最大規模の洪水流量「基本高水流量」の検証について、ダム建設や現在の流量設定に懐疑的な研究者3人の参加を求める要請書を馬淵澄夫国交相に提出した。
 3人は今本博健・京都大名誉教授(河川工学)、大熊孝・新潟大名誉教授(同)、関良基・拓殖大准教授(森林政策学)。
 さらに八ッ場ダム建設の是非を決める検証作業についても、基本高水の検証結果を踏まえて勧めるように要請した。

☆八ッ場ダム事業の検証に当たっての要請(国土交通省関東地方整備局宛 1/13))↓
https://yamba-net.org/wp/modules/news/index.php?page=article&storyid=1118

◆2011年1月14日 東京新聞群馬版より転載
http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20110114/CK2011011402000067.html

 ー八ッ場ダム 住民の意見反映を 市民団体 関東地方整備局に要請ー

 八ッ場(やんば)ダム事業の見直しを求める市民団体「八ッ場あしたの会」などは十三日、国土交通省関東地方整備局が現在進めている同ダムの再検証作業について、ダム下流域の住民の意見を反映させることなどを求める要請書を同整備局に提出した。

 同会などは、関東地方整備局が「検証検討主体」となっている現状の再検証の枠組みについて「作業の客観性に大きな疑問がある」と強く指摘。学識経験者や関係住民で構成する「検証委員会」を設置し、公開の場で審議を行うよう求めた。

 さらに、関係住民の意見を聴く場合は、関東地方整備局との意見交換が可能な枠組みで行うよう要望した。

 同会の渡辺洋子事務局長は「現状の再検証作業は、ダム推進派と反対派の“論争”を認めない仕組みになってしまっている。ダムの是非について、下流都県の市民も含めて幅広く議論できる体制が必要」としている。 (中根政人)

◆2011年1月14日 朝日新聞群馬版より転載
http://mytown.asahi.com/gunma/news.php?k_id=10000581101140001

 ー八ツ場ダム検証 公開審議を要望ー

 八ツ場ダムの建設見直しを訴えている「八ツ場あしたの会」は13日、国土交通省関東地方整備局が進めている検証とは別に、学識経験者や関係住民でつくるダム検証委員会の設置や、審議を公開で行うことなどを求める要望書を同局に提出した。

 要請書はまた、地域住民の意見を十分に反映するよう、陳述者が一方的に意見を述べるような公聴会ではなく、意見交換が十分に行われる場を設けることなどを求めた。

☆八ッ場ダムに関する政策についての要請(大畠章宏国土交通大臣宛 1/14)↓
https://yamba-net.org/wp/modules/news/index.php?page=article&storyid=1121

◆2011年1月14日 上毛新聞より転載

 ー八ッ場検証作業への住民意見の反映要請 市民団体が国交省にー

 八ッ場ダム建設の見直しを求めている市民団体「八ッ場あしたの会」は13日、国土交通省関東地方整備局が進めている八ッ場ダム建設の是非を決める検証作業について、住民の意見を十分に反映する仕組みづくりを求める要請書を同整備局に提出した。
 要請書は具体的な仕組みとして①学識経験者や関係住民らでつくる公開の検証委員会②関係住民と整備局側が双方向で意見をやりとりできる場ーを挙げている。同会は「現在の検証は整備局内部で密室で進められており、住民の意見を反映できる体制がない」と提出理由を説明した。
 

◆2011年1月15日 朝日新聞より転載
http://mytown.asahi.com/gunma/news.php?k_id=10000581101150002

 ー中断・延期に55億円 再開でも3年遅れー

 今秋、検証結果が示される予定の八ツ場ダム(長野原町)で、建設が決まったとしても、予定より3年延びて2018年末に完成する見通しだと14日、国土交通省が東京都内で開いた関係6都県との意見交換の場で明らかにした。都県の部長級幹部らは一斉に反発し、「完成の遅れは生活不安だ」などと訴えた。

 国交省によると、ダムが計画通り建設されると、コスト削減などにより総事業費は21・7億円減の4578・3億円と試算された。だがダム建設中断・延期に伴い、工事用道路・買収地の維持管理6億円、動物や水質の調査など5・6億円、人件費・事務費など40・3億円などの計55・3億円が新たにかかるという。これについて東京都などからは「都県側は中断や延期は求めていない。新たな費用は国が負担すべきだ」などの意見が相次いだ。

 また、ダム建設の根拠の一つにもかかわらず、算出した資料が国交省で見つからなかった「基本高水」については、雨量・流量データの精度を点検し、1980年当時に作った計算モデルも改定する。また、検証については第三者機関に依頼し、学術的な評価も行う。

 川滝弘之県土整備部長は「国に対しては最大限早い時期に6都県が納得できる検証結果を出し、コスト削減や工期短縮をしっかり検討することを要求する」とコメントを出した。

 また、八ツ場ダム建設見直しを訴えている「八ツ場あしたの会」は14日、国交省の中間報告を受け、大畠章宏国交相に科学的なダム検証の実施や生活再建への取り組みを求める要請書を送った。

 要請書では、「工期の3度目の延長や事業費の再増額は八ツ場ダム計画そのものが破綻(は・たん)してきていることを改めて示すもの」とし、八ツ場ダムの建設中止を求めた。