「基本高水」検証セミナーの記事

 八ッ場ダム検証の中で注目されいてる「基本高水」についての第一回セミナーの記事を転載します。

◆2011年6月29日 朝日新聞群馬版
http://mytown.asahi.com/gunma/news.php?k_id=10000581106290001

 -建設根拠の「基本高水」でセミナー-

 八ツ場ダム(長野原町)建設の根拠として国が示した利根川の基本高水(洪水時の最大流量)について検証するセミナーが28日、衆議院議員会館(東京)であった。見直し派の市民団体「治水のあり方シフト研究会」の主催で、約50人が参加した。

 利根川の基本高水をめぐって国は、1947年のカスリーン台風をもとに、80年に八斗島(やっ・た・じま)(伊勢崎市)地点で毎秒2万2千トンとし、八ツ場ダムの必要性の根拠の一つにしてきた。昨年になって国土交通省に根拠資料がないことが発覚したが、国交省は近年の雨量や流量を踏まえ、毎秒2万1100トンと再計算。検証を依頼された日本学術会議分科会が今月、「妥当」とする回答骨子をまとめた。

 だが、見直し派の学者や市民団体には、国や分科会について「森林の成長による保水力が無視されている」「専門性に阻まれて十分検証されていない」といった批判がある。

 セミナーでは、この問題を国会で取り上げた河野太郎衆院議員が「省庁は、都合の悪いことは抑圧したり、隠そうとしたりする」と話した。

 分科会は、基本高水についての一般向けの説明会を、8月2日に開くことにしている。