八ッ場あしたの会は八ッ場ダムが抱える問題を伝えるNGOです

八ッ場ダム事業の入札手続きミス

 さる7月8日に国交省八ッ場ダム工事事務所より、県道関連工事の入札手続きにミスがあり、業者との契約が解除になったとの記者発表がありました。

★八ッ場ダム工事事務所のホームページに掲載された記者発表
http://www.ktr.mlit.go.jp/yanba/kisya/h23/h230708.pdf

 契約工事の内容はつぎのとおりです。
 http://www.i-ppi.jp/Search/Web/Koji/Keika/List.aspx

 発注機関 国土交通省関東地方整備局
 担当部・事務所 八ッ場ダム工事事務所
 工事名称 県道林・長野原線白砂川橋下部(P1・A2)他工事
  工事場所 自: 群馬県吾 妻郡長野原町大字長野原地先 至: 群馬県
 入札契約方式 一般競争入札(施工計画審査型)
 工事種別/工事の業種 一般土木工事 設計書番号 20118342411005
 公告日時 2011年04月22日 00時00分 期限日時 2011年05月12日 17時00分 開札日時 2011年06月02日 11時03分 契約日
 電子入札対象 対象 ■予定価格情報 予定価格 232,460,000(税抜き)
 ■落札者情報 落札者名 北野建設株式会社 落札価格 203,500,000(税抜き)

◆朝日新聞群馬版 2011年07月09日
http://mytown.asahi.com/gunma/news.php?k_id=10000581107090001

 -事務所のミスで業者と契約解除-

 国土交通省関東地方整備局八ツ場ダム工事事務所(長野原町)は8日、住民の生活再建事業として建設を進めている県道関連工事の入札で、事務所のミスが原因で、業者との契約を解除したと発表した。

 事務所によると、問題があったのは県道林・長野原線にかける橋の工事。4月に20社が参加した一般競争入札は、価格や品質、業者の信頼性といった項目に点数を付ける方式で行われた。この際、事務所職員が、参加業者1社の品質に関する評価を入力し忘れたという。

 落札した長野市の建設会社と約2億1400万円(税込み)でいったん契約したが、事務所は公平性が保てないとして今月6日付で解除。「再発防止に努めるとともに、工事全体が遅れることがないよう内部で検討中だ」としている。

 工期は6月14日~来年3月30日だが、本格工事は始まっていなかった。

◆2011年7月9日 毎日新聞群馬版
http://mainichi.jp/area/gunma/news/20110709ddlk10040142000c.html

 -八ッ場ダム:入札手続きミスで、発注済み契約解除--工事事務所 /群馬-

 国土交通省八ッ場ダム工事事務所は8日、4月22日に公告した工事の入札手続きに不備があり、発注済みの契約を解除したと発表した。

 問題の工事は一般競争入札で落札された県道林・長野原線の関連工事。業者の技術力を審査する際、評価項目の一つを入力し忘れ、さらに施工体制を確認するヒアリングを怠ったという。落札した長野市の業者と契約したが、他業者からの指摘でミスに気付いた。【奥山はるな】