八ッ場ダム見直し議連、ダム検証のやり直しを要請

2011年9月3日

 野田政権発足を翌日に控えた9月1日、八ッ場ダムを考える1都5県議会議員の会の総会が国会議員会館内で開かれました。
 八ッ場ダム推進ありきの現状に危機感をいだく同会は、正念場の今秋、新大臣への要請文提出、国への生活再建支援法整備の働きかけ、集会の開催、現地視察などの具体的な活動予定を明らかにしました。
 総会には民主党より川内博史衆院議員、大河原雅子参院議員、初鹿明博衆院議院、共産党より塩川てつや衆院議員、社民党より福島みずほ参院議員も駆けつけ、超党派で八ッ場ダム中止を目指すことを確認しました。
 八ッ場ダム見直しに逆風が吹く中、利権勢力におもねらず、本来の議員活動に真摯に取り組む同会の活動に期待したいと思います。

 以下に関連記事を転載します。

◆2011年09月02日 朝日新聞群馬版
http://mytown.asahi.com/gunma/news.php?k_id=10000581109020001

 -八ツ場検証作業 やり直し要請へー

 八ツ場ダム(長野原町)の建設見直しを求めている「八ツ場ダムを考える1都5県議会議員の会」の総会が1日、東京・永田町の衆議院第二議員会館であった。

 新しい国土交通相に対し、検証作業の抜本的なやり直しを求める要請書を提出することを決めた。

 会は県内のほか、下流域も含めた民主、共産、社民党系などの都県議約50人でつくる。

 ダム建設について国は、今秋に検証結果を出すとしているが、要請書では「検証は、過大な水需要予測を認め、富士川から導水するなど荒唐無稽な代替案と比較する茶番劇」と主張している。

 会には、民主党の「八ッ場ダム等の地元住民の生活再建を考える議員連盟」会長の川内博史衆院議員ら国会議員も出席。

 川内氏は、水没する地元住民の生活再建のための法案を議連として提示することを明らかにし、「八ツ場ダムは治水、利水ともに効果がない」と述べた。

 1都5県議会議員の会の新会長に選ばれた角倉邦良県議(50)は「大臣が代わるたびにダム推進派が有利な状況になっている。一致結束して中止に追い込みたい」と決意を述べた。

◆2011年9月2日 東京新聞総合面より転載

 -八ッ場ダム 「検証やり直しを」 1都5県議が要請書ー

 利根川水系の八ッ場ダム(群馬県)建設に反対する「一都五県議会議員の会」は一日、東京都内で総会を開き、国土交通省が進めている検証作業が科学的ではなく客観性に欠けるとして、検証のやり直しを求める要請書をまとめた。次の国交相に提出する。
 民主、公明、共産党などの約三十人が出席。要請書は、検証の過程で国交省関東地方整備局が、静岡県の富士川から利根川への導水路建設を八ッ場ダムの利水面の代替案として示したことについて、非現実的な「茶番劇」と批判。森林の保水効果や水需要予測などについてあらためて検証するよう求めた。
 八ッ場ダムについては国が今秋、建設の是非を判断する予定。新会長に選ばれた角倉邦良群馬県議は「この秋が正念場だ。超党派で建設中止に追い込もう」と呼びかけた。

◆2011年9月2日 上毛新聞一面より転載

 -次期国交相に再検証要求へ 八ッ場見直し1都5県議の会ー

 八ッ場ダム建設の見直しを訴えている「八ッ場ダムを考える1都5県議会議員の会」は1日、東京・永田町の議員会館で総会を開き、次期国土交通相に検証作業の抜本的なやり直しを求める方針を確認した。新会長に角倉邦良県議が就任した。
 総会には都県議約25人のほか、民主、共産、社民各党の国会議員らが出席した。出席議員は「現在進められている検証作業で、本体着工にゴーサインを出す可能性が極めて高くなっている」との認識を示し、検証作業を「検証とは名ばかりの茶番劇」と批判した。
 その上で①国交相や各党への申し入れを行う②現地の生活再建支援法案の制定を国に働き掛けるーなどの活動方針を採択した。