第23回国交省有識者会議、明日開催

2012年6月12日

 明日、国土交通省において、第23回 「今後の治水対策のあり方に関する有識者会議」が開かれます。↓
http://www.mlit.go.jp/report/press/mizukokudo03_hh_000511.html
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 「第23回 今後の治水対策のあり方に関する有識者会議の開催について」(2012年6月11日)

 全国のダム事業の検証のあり方をチェックするこの有識者会議は、民主党政権が発足した2009年の12月に、前原誠司国交大臣の私的諮問機関として設置されました。この有識者会議は全国のダム事業を推進してきた河川官僚の抵抗により、ダムに反対してきた識者は委員に入れられず、事務局は国土交通省が務め、会議は非公開で行われてきました。

 これまでの有識者会議の資料は、こちらに掲載されています。 http://www.mlit.go.jp/river/shinngikai_blog/tisuinoarikata/index.html

 行政の報告をほとんど追認するだけに終わっている有識者会議のあり方には厳しい批判があり、この間、ダム事業に取り組む全国の市民団体が公開を再三求めてきました。しかし昨年12月に国交省関東地方整備局による八ッ場ダムの検証報告を追認した会議も非公開で行われ、わずか二時間の会議で関東地方整備局の継続方針は妥当とされました。
 今年になってからは、長崎県の石木ダムを巡って、地元の反対地権者らが傍聴を求め、流会となる事態も発生しましたが、4月の会議では100名以上の国交省職員が傍聴を阻止する中で会議が非公開で実施されました。

 今回も相変わらず非公開ですが、今回からはようやくダム名が国交省のホームページに掲載されるようになりました。これまでは議題になるダム名すら伏せられていました。

 今回議題になるダムは新潟県の4ダムです。新潟県の検証報告は、「新潟県ダム事業検証検討委員会」によって出され、昨年8月26日に公表されています。↓
http://www.pref.niigata.lg.jp/HTML_Article/668/896/houkokusyo_gaiyou.pdf

 この報告書によれば、新潟県内で検証の対象となった4ダムのうち、常浪川ダムと晒川生活貯水池は中止、儀明川ダムと新保川生活貯水池は継続という結論です。新潟県の検証検討委員会は、八ッ場ダムをはじめとする全国のダム事業のあり方に疑問を表明してきた大熊孝新潟大学名誉教授が委員長を務めました。全国のダム検証は、「今後の治水対策のあり方に関する有識者会議」がまとめたダム事業に有利な基準に沿って検証を実施することになっており、事業中止の結論を出すのは難しいとされています。
 そうした中、新潟県では二つの事業について中止の結論が出されたわけですが、国交省の有識者会議は新潟県の検証報告を追認すると考えられます。

 第23回 今後の治水対策のあり方に関する有識者会議の開催

 1.開催日時等

 ◆日 時:平成24年6月13日(水)18:00~20:00

 ◆場 所:中央合同庁舎3号館(国土交通省)11階特別会議室

 主な議事内容(予定):ダム事業の検証の検討結果について 等

 ・儀明川ダム建設事業(新潟県)

 ・新保川生活貯水池再開発事業(新潟県)

 ・常浪川ダム建設事業(新潟県)

 ・晒川生活貯水池建設事業(新潟県)