八ッ場あしたの会は八ッ場ダムが抱える問題を伝えるNGOです

学習会「石木ダム問題と土地収用法」-3/1、衆院第二議員会館

 長崎県と佐世保市は、東彼杵郡川棚町に石木ダムを建設するため、ダム反対地権者13世帯の土地と家屋を奪う強制収用を進めようとしています。
 建設予定地の川原(こうばる)地区は、豊かな自然に囲まれた懐かしく美しい里山です。13家族は田畑を耕し、ホタルを愛で、子どもたちの成長を地域で見守りながら、まるで大家族のように暮らし、必要性がない石木ダム事業に対して何十年も反対の姿勢を堅持してきました。 
 この13世帯に強制収用の手が伸びようとしています。
(写真右=石木ダム水没予定地に住民らが立てた看板)

 今回、石木ダム問題の現状を皆様に知っていただくため、地元で不退転の闘いを続ける「石木ダム建設絶対反対同盟」の岩下和雄さん、「石木川まもり隊」の松本美智恵さんにお話をいただき、映画「ほたるの川のまもりびと」ダイジェスト版を上映します。 

 強制収用のもとになっているのは悪しき法律「土地収用法」です。この学習会ではこの土地収用法の問題も取り上げます。
 是非、ご参加くださるよう、お願いします。
 参加される方は、衆議院第二議員会館の1階ロビーにお越しください。入館票をお渡しします。

◆日 時:2018年3月1日(木)15:00~17:00

◆場 所:衆議院第二議員会館 1階 多目的会議室

◆内 容: 
 *石木ダムの映画「ほたるの川のまもりびと」
  ダイジェスト版(20分)上映
  (闘いを続ける地元住民の声と生活、
   石木ダムの問題を伝える映画です)
  ・映画制作者からの説明・挨拶

 *石木ダムの現状について
  ・現地地権者として 岩下和雄
  ・受益予定者とされている佐世保市民として 松本美智恵

 *土地収用法について
  ・石木ダム 「土地収用法が公共事業推進法になっている理由」 遠藤保男
  ・横浜環状道路「横環南に見る土地収用法の不当性」 比留間哲夫
  ・外環自動車道「区分地上権の問題」 國井さわ美

    意見交換

連絡先:公共事業改革市民会議・事務局(045-877-4970 遠藤保男)

写真下=長崎県が住民を無理やり立ち退かせてダムを建設しようとしている石木川