八ッ場あしたの会は八ッ場ダムが抱える問題を伝えるNGOです

「荒れる気候の時代に 命を守る水害対策を考える」-12/16、東京・水道橋

 今年の夏は、熱波、豪雨、巨大台風、さらには地震と、立て続けに災害が日本を襲いました。
 西日本豪雨では水害、土砂災害合わせて220名以上の方が亡くなり、凄まじい被害となりました。
 ダムの緊急放流によっても多くの人命が失われ、ダムの限界と危険性が浮き彫りになっています。
 西日本豪雨は確かに未曽有の豪雨でしたが、甚大な被害の発生には人災の面が多々あります。

 気候変動と人口減少社会のもとで、
 ほんとうに必要な水害対策とは?

 人々の生命と財産を守ることができる河川行政、
 治山行政はどうあるべきについて、
 議論を深めたいと思います。

(右の画像をクリックすると、チラシデータがダウンロードできます。)
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「荒れる気候の時代に 命を守る水害対策を考える」

◆日時:2018年12月16日(日曜日)13:30~16:30

◆会場:全水道会館 4階大会議室
http://www.mizujoho.com/zensuido/access/tabid/82/Default.aspx
東京都文京区本郷1丁目4~1
JR水道橋駅東口2分、都営地下鉄三田線水道橋駅A1出口1分

*プログラム
 基調講演
 「水害多発時代の治水政策の提案~滋賀県流域治水条例の可能性と課題~」
                       講師:嘉田由紀子氏

 報告
・「日本人の伝統的自然観から西日本豪雨災害を考察する」 大熊孝氏

・「西日本豪雨で明らかになったダムの限界と危険性」 嶋津暉之氏

〇参加費(資料代):500円

〈講師プロフィール〉
嘉田由紀子(かだ・ゆきこ)
前滋賀県知事。日本環境社会学会元会長。利根川沿いの埼玉県生まれ。京大探検部員としてアフリカで水と環境の価値発見。京都大学大学院修了(農学博士)。琵琶湖博物館学芸員等を経て、2006年公共事業の見直し・子育てを訴え滋賀県知事。6つのダムの凍結・中止。「流域治水条例」を全国で初めて制定。2014年勇退。未来政治塾塾長として若者・女性の政治参画を進める。

大熊孝(おおくま・たかし)
新潟大学名誉教授(河川工学)、新潟市潟環境研究所長。東京大学大学院修了(工学博士)。専門は河川工学・土木史。八ッ場あしたの会代表世話人。国交省関東地方整備局が2012~2013年に開催した利根川・江戸川有識者会議では、有識者委員として、八ッ場ダムの治水目的に科学的根拠がないことを明らかにし、利根川河川整備計画に八ッ場ダムを位置づけることに反対した。

 
嶋津暉之(しまづ・てるゆき)
八ッ場あしたの会運営委員。水源開発問題全国連絡会、利根川流域市民委員会の共同代表。東京大学大学院修了後、東京都に就職。大学院での研究をもとに、行政の現場で工業用水の節水指導を行う。元・東京都環境科学研究所研究員。1980年代から、東京の水を考える会の市民運動に参加、各地のダム等の水源開発問題の技術的な解析を行ってきた。

主催:八ッ場あしたの会    
共催:利根川流域市民委員会、水源開発問題全国連絡会、八ッ場ダムを考える1都5県議会議員の会

お問い合わせ https://yamba-net.org/wp/contact/