八ッ場あしたの会は八ッ場ダムが抱える問題を伝えるNGOです

八ッ場ダム湛水による災害誘発の危険性についての記者会見と記者レクー2/26、前橋

 八ッ場ダム事業では、ダム本体が完成しつつあり、今年中に湛水試験が開始される予定です。
 八ッ場ダムの貯水池予定地の周辺は、地質が脆弱なところが多く、また、水没住民の移転代替地が民間の宅地造成では例のない高盛り土でダム湖予定地の周りに造成されました。このため、国土交通省はダム湛水に備え、対策工事を実施してきましたが、コスト重視の対策であるため、現在の対策工事でダム湖周辺の安全が本当に確保できるのか、大いに疑問です。

 当会では、国土交通省による地質の調査報告書と対策工事の検討報告書を情報公開請求で入手し、専門家の協力を得て、国土交通省による対策工事について検討を進めてまいりました。
 その検討結果について、2月26日に記者会見と記者レクを行います。

 記者会見に続いて行う記者レクでは、スライドを映写して専門家が詳しい説明を行います。
 八ッ場ダムにおける安全性の問題について関心があり、記者レクに参加を希望される方は、以下のページよりお名前とご連絡先(携帯番号等)をご記入の上、お申し込みください。
 ➡https://yamba-net.org/wp/contact/

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◆記者会見
 2019年2月26日(火曜日)午後1時半~2時
 当会事務局と伊藤谷生千葉大学名誉教授(地質学)によるポイントの説明

◆記者レク 伊藤谷生千葉大学名誉教授
 2月26日 2時~3時
 会場:群馬県議会棟3階 302会議室

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写真下=地形地質が複雑な八ッ場ダム予定地だが、多くの住民が暮らし、経済活動を営んでいた場所が水没するため、八ッ場ダム完成後出現するダム湖は、これまで建設されてきた山奥のダムと異なり、住宅や様々な施設に取り囲まれることになる。
 川原湯温泉の移転地である打越代替地では、大規模な安全対策工事を行っている。地すべり対策も実施中だが、はたしてダム湛水後、将来にわたって安全を確保できるのだろうか?