米ミシガン州、豪雨で二つのダム決壊、住民一万人避難

 米国ミシガン州における大水害のニュースです。
 全国に約2500基のダムがある日本でも、コロナ禍と水害が重なる可能性があります。

◆2020年5月21日 日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO59364930R20C20A5000000/
ー米ミシガン州で洪水、1万人が避難 ダウ・ケミカル本社もー

【シカゴ=野毛洋子】米ミシガン州ミッドランド市で洪水が起き、1万人を超える住民が避難している。週初からの豪雨で市内を流れるティタバワシー川の水位が上がり、19日夕に2カ所のダムが決壊した。同市職員によると水位は上昇を続けており現地時間20日午後8時(日本時間21日午前9時)頃に川の堤防が決壊する恐れがある。市内に本社がある米総合化学大手ダウ・ケミカルは緊急対策本部を設け、従業員を避難させるなど洪水の深刻化に備えている。

 ミシガン州のウィットマー知事は19日夜に非常事態を宣言し、住民に避難命令を出すとともに州兵を派遣した。ミッドランド市を深さ3メートルの浸水が見舞う可能性を指摘し「歴史的な洪水が起きた」と述べた。トランプ米大統領は20日、「支援チームをミシガン州に送った。状況をモニターしている」とツイートした。現地時間20日午後1時(同21日午前2時)時点で洪水による死傷者は出ていない。

 緊急対策を取るダウ・ケミカルの本社や工場などの従業員は一部の洪水対応要員を除き全員が避難した。同社はフェイスブックを通じ「ミッドランド当局と緊密な連絡を取りながら従業員の安全のため速やかに行動する」と述べた。

 ミッドランド市の広報担当は「市内の道路は交通標識がほぼ水没した状態」と話し、今後の被害拡大を警戒している。

◆2020年5月21日 NHK
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200521/k10012438791000.html?utm_int=news-international_contents_list-items_003
ー米ダム決壊で数千人避難 新型コロナ感染懸念 車中で過ごす人もー

 アメリカ中西部ミシガン州で19日、豪雨でダムが決壊し下流の住民数千人が避難を余儀なくされていて、避難先での新型コロナウイルスの感染拡大が懸念されています。

 ミシガン州中部のミッドランドで19日、豪雨で2つのダムが決壊して下流の広い範囲が浸水しました。

 地元政府によりますと、この影響で住民数千人が自宅を離れて学校などの公共施設に避難したということですが、ホイットマー知事は、避難先の住民に感染の拡大を防ぐためマスクを着用するとともに、人との距離を保つよう呼びかけました。

 ミッドランドの行政担当者は「避難所での感染をおそれて、車の中で過ごしている人たちもいる」と述べ、多くの人が集まる避難所での感染をおそれる住民も相当数いると指摘しています。

 20日時点で感染者が5万3000人を越えているミシガン州では、新型コロナウイルスに伴う外出制限が今月28日まで延長されることになっていますが、大規模な洪水の発生で避難先での感染を防ぐという新たな課題に直面しています。

◆2020年5月21日 AFP
https://www.afpbb.com/articles/-/3284062
ー米ミシガンでダム2つ決壊 洪水で数千人避難ー

 米ミシガン州で、豪雨により2つのダムが決壊した。当局は「歴史的」洪水が起きると警告。住民数千人が避難する事態となっている。
 グレッチェン・ホイットマー(Gretchen Whitmer)州知事は19日夜、決壊したエデンビル(Edenville)とサンフォード(Sanford)の両ダムが位置する同州中部ミッドランド(Midland)郡に非常事態を宣言した。

 米国立気象局(NWS)は、鉄砲水により住民の命に危険が及ぶ恐れがあると警告し、周辺地域の人々に直ちに高台へと避難するよう呼び掛けた。ホイットマー州知事によると、約4万2000人が住むミッドランド市中心部は約2.7メートル浸水する恐れがある。

 同州を含む全米では、新型コロナウイルスの流行を受けて住民がソーシャル・ディスタンシング(対人距離の確保)を指示されており、洪水への対応や避難の障害となっている。ホイットマー州知事は、避難所へと向かう人々に対し、マスクを着用し、可能な限りソーシャル・ディスタンシングを順守するよう呼び掛けた。

◆2020年5月20日 ロイター
https://jp.reuters.com/article/usa-flood-michigan-idJPKBN22W0LA
ー米ミシガン州で「500年に一度」の洪水被害、最高水位1.5mー

 米ミシガン州で連日の豪雨により2つのダムが決壊し、ミッドランド郡に非常事態宣言が出される中、ミッドランドの中心部では20日、水位が最高で1.5メートルに達するなど、深刻な洪水被害に見舞われた。

国立気象局(NWS)によると、市内を流れるティタバワシー川はすでに記録的な水位に達しており、「人命を脅かす」氾濫の恐れがあるという。

 ウィットマー知事は会見で、「500年の一度」の洪水で地域住民1万人が避難しており、米東部時間午後8時(日本時間21日午前9時)には水位が最高位に達する見込みとして厳重な警戒を呼び掛けた。

 NWSの気象予報士はロイターに対し「ミッドランドの各地で引き続き洪水が発生しており、市街の一部が浸水している」と述べた。

◆2020年5月20日 CNN
https://www.cnn.co.jp/usa/35154078.html
ーダム決壊で緊急事態宣言、数千人に避難命令 米ミシガン州ー

 米ミシガン州のホイットマー知事は、同州を襲った豪雨でダムが決壊したことを受け、中部ミッドランド郡に緊急事態宣言を出した。

 ホイットマー氏は、19日夜の豪雨でティッタバワシー川が急激に増水し、ダム2基が決壊したと発表。ミッドランド郡の対象地域に住む住民に向け、ただちに避難するよう求めた。
 同氏は「州内の別の地域に親類がいる人はそちらへ、いない人は郡内に開設した避難所へ移動して」と呼び掛けた。
 また「ミッドランド中心部の浸水深は今後12~15時間のうちに約2.7メートルと、歴史的なレベルに達する恐れがある」と指摘した。

 ボーン郡政委員長によると、避難対象地域の民家は約3500棟、住民は1万人に上る。死傷者は今のところ報告されていない。
 ボーン氏によれば、避難所の担当チームは住民らの体調をチェックして全員にマスクを配るなど、新型コロナウイルスの感染対策に努めている。緊急要員には十分な防護具が与えられているという。

 ホイットマー氏は避難所だけでなく、友人や親類宅に身を寄せる場合もマスクなどの覆いを忘れずにと呼び掛けた。
 同氏はさらに州兵を出動させ、緊急対策本部を立ち上げて対応にあたっている。