八ッ場あしたの会は八ッ場ダムが抱える問題を伝えるNGOです

八ッ場の水陸両用バス ガラス割れ運休

 今朝の地元紙に、八ッ場ダム貯水池で運行されてきた水陸両用バスが運休とのニュースが掲載されています。
 八ッ場の水陸両用バスは7月18日に運行が開始されてから、2カ月で6000人もの観光客が乗車したとのことで、八ッ場におけるダム湖観光の目玉となっています。
 水陸両用バスは8月27日から9月3日まで、ダム湖の水位が低下したため運休となりました。運休、再開のたびに報道があり、最近の八ッ場ダムのニュースは水陸両用バスがたびたび登場します。
 八ッ場ダムについては、残された関連事業やダム湖周辺の安全性、川原湯温泉の維持管理など、他にも新しい情報がある筈ですが、なかなか表に出てきません。

◆2020年10月10日 上毛新聞
ー八ッ場の水陸両用バス ガラス割れ運休ー

 9日午前11時ごろ、八ッ場ダム(長野原町)のダム湖「八ッ場あがつま湖」の湖上や周辺で運行している水陸両用バス「八ッ場にゃがてん号」が、川原湯地区で勢いよく水しぶきを上げて入水する「スプラッシュ」をしたところ、フロントガラスが割れた。乗客21人と運転手、ガイドにけがはなかった。運行の安全確保のため同日午後から臨時運休し、当面は運休するという。

 運行を担う日本水陸両用車協会(東京都)によると、陸を走行中に運転席前のガラスに飛び石が当たり、目視では気付かない程度の破損があったとみられ、通常通りスプラッシュした時に水圧でガラスが割れたという。80分の予定だった乗車時間を50分に短縮し、乗客に一部料金を払い戻した。

 フロントガラスは縦1㍍、横2.5㍍ほどで特注のため現時点で納品のめどが立っていない。予備車両として別の水陸両用バスの運行を考えているという。同協会は「ご迷惑を掛けて申し訳ない。できるだけ早期に再開できるように努める」としている。