夕張シューパロダムで土砂堆積調査

 北海道の夕張シューパロダムで土砂堆積調査が行われているという記事を紹介します。

 国土交通省の全国ダム堆砂調査資料によれば、夕張シューパロダムは2019年3月末ですでに1027.6万㎥の土砂が堆積しています。この記事の950万㎥より大きいです。

 夕張シューパロダムは100年分の堆砂容量が6000万㎥です。2015年3月完成ですから、4年経過で堆砂容量の17%がすでに土砂が埋まっています。
 なお、夕張シューパロダムは総貯水容量が4.27億㎥で、日本では第4位のダムになります。
 総貯水容量第1位は6.6億㎥の徳山ダム(岐阜県)、第2位は6.01億㎥の奥只見ダム(新潟県)、第3位は4.94億㎥の田子倉ダム(福島県)、第5位は3.7億㎥の御母衣ダム(岐阜県)です。

◆2020年11月30日 北海道新聞
 https://www.hokkaido-np.co.jp/article/486429?rct=l_sorachi
ー貯水維持へ土砂堆積調査 容量全道一の夕張シューパロダム 農業への影響考え、慎重にー

 【夕張】夕張シューパロダムで、上流から流れてきて湖底に沈んだ土砂の堆積量調査が行われている。土砂がたまると必要な量の水をためることができなくなるため、全道一の総貯水容量を誇る同ダムでは農家への影響が大きく、慎重な調査が進められている。

 ダムを管理する札幌開建夕張川ダム総合管理事務所(夕張)では毎年、この時期にボートから湖底に向かって超音波を出して水深を測り、土砂の量を調べている。当初の水深より浅くなっている場所があれば、そこに土砂がたまっていることが分かる。調査は2月まで続けられる。

 計画では、同ダムには年間52万立方メートルの土砂が流れ込む。ダムが完成した2015年から昨年までの流入量は計950万立方メートルで、年平均にすると190万立方メートルだった。計画の4倍で推移しているが、ダム完成当初は土砂の流入量が多くなる傾向にあるため、直ちにしゅんせつで土砂をかき出す必要はないという。

 それでも、上流で突然大規模な土砂崩れが発生し、土砂が一気に増加する可能性がある。その場合、湖底がかさ上げされ、ため込むことができる水量が減る。ダムの水は主に農業用水として利用され、岩見沢や江別など6市5町の農地3万ヘクタールに供給されているため、水量減は農業への打撃につながる。

 同事務所は「安心してダムの水を使ってもらうためにも、土砂の量の計測を誤らないよう慎重に調査している」としている。(志村直)