國學院大學博物館の企画展「縄文早期の居家以人骨と岩陰遺跡」ー3/4~5/8、渋谷

 八ッ場ダム上流で発掘調査が進められている居家以岩陰遺跡の展示会が、國學院大學の博物館で開催されます。
 居家以岩陰遺跡は、八ッ場ダムが建設された吾妻川の支流、白砂川に注ぐ深沢沿いにあります。國學院大學では2014年から居家以岩陰遺跡の学術調査に取り組んできました。2016年に国内最古級とされる約8300年前(縄文早期)の人骨が6体出土し、さらに翌2017年に4体が確認され、これまでに20体以上もの人骨が出土しているとうことで、大いに注目されています。
 國學院大學の博物館では、2017年に人骨などを公開する小規模展示が行われましたが、今回は企画展と共にオンライン配信によるミュージアムトークも行われるということです

 八ッ場ダムの建設地である長野原町の川原畑地区八ッ場には、居家以岩陰遺跡に劣らず注目されてきた石畑Ⅱ岩陰遺跡がありました。しかし、ダムの工期が迫る中、十分な時間を取って発掘調査を行うこともできず、今はダムに沈んでいます。

★國學院大學博物館ホームページより転載
 
 企画展「縄文早期の居家以人骨と岩陰遺跡―居家以プロジェクトの研究成果―」
 http://museum.kokugakuin.ac.jp/special_exhibition/detail/2021_jomon.html

 会期:令和3(2021)年3月4日(木)~5月8日(土)

 縄文時代早期、約8300年前の埋葬人骨が見つかった居家以岩陰遺跡(いやいいわかげいせき)。ここは、群馬県の北西部、上信越山地の裾野に位置する小さな岩陰に形成された遺跡です。この遺跡からは、平成26年の調査からこれまでに20体を超える埋葬人骨が出土。いま注目を集めています。
 居家以岩陰遺跡が最も盛んに利用されたのは、豊かな自然環境の中で狩猟採集生活が安定し縄文文化が確立されていった縄文早期の頃(約10000~8000年前)。この遺跡の希有なところは、分厚く堆積した灰層の中に、山棲みの縄文人たちが残した生活廃棄物や埋葬人骨が理想的な保存状態で埋蔵されていることです。定住化への途上にあった縄文早期の人々の生活と文化をつぶさに復元することのできる貴重な遺跡です。
 本企画展は、國學院大學考古学研究室が平成26年から継続してきた居家以岩陰遺跡の発掘調査の出土遺物と人骨を展示するとともに、JSPS科研費基盤研究(A) 『更新世-完新世移行期における人類の生態行動系と縄文文化の形成に関する先史学的研究』(17H00939)として推進してきた共同研究の成果を公開するものです。
 考古学と自然科学とが連携した先端的研究によって、縄文時代早期の居家以人とその生活、文化を解き明かします。

◎本展は、展示紹介動画を「オンラインミュージアム」にて配信予定です。(3月20日公開予定)

 会場 國學院大學博物館 企画展示室
 開館時間 水・木・金・土曜日の12:00~17:00(最終入館16:30)
 会期中休館日 毎週 日・月・火
 入館料 無料
 アクセス 國學院大學渋谷キャンパス 学術メディアセンター 地下1階 國學院大學博物館
         アクセスマップ➡http://museum.kokugakuin.ac.jp/access/

 【ミュージアムトーク】企画展「縄文早期の居家以人骨と岩陰遺跡―居家以プロジェクトの研究成果―」
 (オンライン配信)2021.03.20

  http://museum.kokugakuin.ac.jp/event/detail/2021_jomon_mt.html