八ッ場あしたの会は八ッ場ダムが抱える問題を伝えるNGOです

八ッ場ダム貯水池、水陸両用バスの無人運転へ電波調査、カヤック等の利用実験

 八ッ場ダムの貯水池では、ダム湖観光の目玉とされる水陸両用バスが観光シーズンの4月から11月まで運行されます。来年は無人運転の実験が予定されており、そのための電波調査がさる25日に実施されたとのことです。
 ダム湖では、カヤックやカヌーの利用も予定されており、3月末まで持ち込み利用の実験が行われています。
 地元では水没の犠牲を補うためにダム湖の利活用が重要な課題となっていますが、ダム湖観光は地域住民主体とはいかないようです。

 関連記事を転載します。

◆2021年2月26日 上毛新聞
ー八ッ場ダムの水陸両用バス 無人運転へ電波調査 湖面で5G通信確認ー

 八ッ場ダム(長野原町)のダム湖で運行されている水陸両用バスでの無人運転技術の実証実験に向け、IT企業のITbookホールディングス(東京都)などは25日、ローカル第5世代(5G)移動通信システムの電波調査を湖面で実施した。陸上とは異なる電波の飛び方を確かめるのが目的で、来年に予定する両用バスを使った無人運転実験に生かす。

 ローカル5Gの通信エリアは基地局から約100㍍と想定。基地局はダム湖に接する川原湯と横壁の2カ所に設けた。電気を通しやすい海面では電波の反射があり、電波が届く範囲が短くなることがわかっているが、真水のダム湖での調査は初めてという。

 レジャー用ボートに発信アンテナを取り付け、基地局から徐々に離して通信状況を確かめた結果、陸上とほぼ変わらず約100㍍先でも通信が可能なことが判明した。

 調査に臨んだ埼玉工業大(埼玉県)の渡部大志教授は「真水の影響は未知数だったが、想定通りに電波が飛んでいた。来年の本番に向け、アンテナの位置を検討するなど調整したい」と話した。

 日本財団の事業に採択された同社や同大、町、ローカル5G通信のエイビット(東京都)、日本水陸両用車協会(同)でつくるコンソーシアム(共同事業体)が、入出力を含めた無人運転技術開発の一環で行った。

—転載終わり—

◆長野原町 オフィシャルガイドより
https://naganohara.com/news/kawarayu-camp-canoe/
 川原湯温泉駅キャンプ場 艇の持込み試験実施スタート(2021年02月08日)

◆川原湯温泉キャンプ場ブログより
 http://ur2.link/tcvh
 カヤック、カヌー、SUPの持ち込み試験実施

(上記より一部転載)
 窓口は、八ッ場ダム貯水池水面利用協議会を代表して、JSCA公認スクール「川原湯温泉駅キャンプ場」が承ります。
利用希望の際は下記のルールを確認し事前にメールでお申し込みのうえご予約をお願いします。(完全予約制)

[持ち込みできる艇種について]
〇持込みできる艇種
カヤック・カヌー・SUP等の非動力船(動力または風力によらないもの)

[持ち込みできる艇数について]
艇種を問わず1日10艇まで
※事前予約制、先着順
※八ッ場あがつま湖では釣りはできません。

[持ち込みできる期間について]
本試験実施では2021年3月末までとする

[費用について]
1艇につき、3,000円(笹湯当日利用券1名分付、税別)

一般利用申し込み兼同意書より