静岡県はリニア中央新幹線工事によって大井川の水脈が切られるなど多大な影響があることから、県内の工事を許可していません。このため、国策であるリニア完成の見通しが立たず、静岡県は批判の矢面に立たされています。
静岡県は県ホームページでリニア新幹線問題を解説するページを設け、世論に訴えています。そのページが刷新されたことを地元紙が伝えています。
問題が一目でわかるよう工夫されています。
★リニア中央新幹線整備工事に伴う環境への影響に関する対応
http://www.pref.shizuoka.jp/linear.html
◆2021年6月30日 静岡新聞
https://www.at-s.com/news/article/shizuoka/922044.html?
ーリニア大井川水問題 静岡県HP刷新、写真や図表で分かりやすくー
静岡県は、リニア中央新幹線工事に伴う大井川の水問題に関する県ホームページを刷新した。「大井川の水資源」「南アルプスの生物多様性」「残土による生態系、環境」の3点の影響に焦点を当て、写真や図表を活用して簡略化し、分かりやすく再構成した。
県の広報業務アドバイザーに助言を求めたところ「何が問題なのかが分かりづらい」と指摘されたため、トップページに3点の写真付きアイコン(画像表示)を付けた。
「他の工事での水枯れの事例」も紹介し、芦ノ湖3杯分とされる水が失われた東海道線丹那トンネル工事の写真も追加した。JR東海との協議内容は「対話の状況」として図を使って整理している。
「新幹線空港新駅やリニアの駅ができないから工事を認めないのか」「国家プロジェクトで一つの県の反対だけで止めるべきではない」など、県に特に多く寄せられた質問への回答は「よくある質問」の項目にまとめた。県担当者は「誤解を少しでも解消したい」としている。