長野原町が来月28日、八ッ場ダムの完成行事を開催方針 

 八ッ場ダムは2年前(2020年)の3月末に完成しましたが、国土交通省はダム完成時に通常は行う竣工式をコロナ感染拡大のため八ッ場ダムでは行いませんでした。
 地元の長野原町では、このたび三期目の当選を果たした萩原睦男町長が、政治問題として有名になった八ッ場ダムを”問題”から観光資源の”ブランド”と捉えたいと訴え、ダム完成式典において地域振興の起爆剤としてアピールすることを目指してきました。(写真=完成から2年たった八ッ場ダム。2022年3月31日撮影)

 しかし、完成式典の主催者となるべきダム事業者(国土交通省と利根川流域一都五県)の動きがないまま、2年が過ぎてしまいました。長野原町はこれ以上先延ばしはできないと、町単独で式典を開催する決定をしました。
 利水・治水の目的を兼ねた八ッ場ダムは、夏場は水位が下がります。雪解け後に水位が上昇して満水となる5月は、周辺の新緑が映え、最もダム湖がきれいに見える時期とされます。

〈追記〉このニュースから一か月後の5月20日、国交省は5月28日に「八ッ場ダム完成 感謝のつどい」を長野原町主催の「八ッ場ダムフェスタ」と同時開催すると発表しました。
 https://yamba-net.org/57722/

 関連記事を転載します。

◆2022年4月21日 上毛新聞
ー八ッ場ダム 来月28日完成行事 コロナで延期、運用から2年ー

 2020年4月の運用開始に合わせて計画されたものの、新型コロナウイルス感染拡大によって延期されていた八ッ場ダム(長野原町)の完成記念イベントについて、町が5月28日に開催する方針を決めたことが20日、分かった。
 町は21年度中の開催を目指したが、感染の波が収まらずに断念した経緯がある。実施する時期を模索する中で、2年越しで日程が固まった。

 完成記念イベントは町が実施する。ダム本体周辺を会場として、飲食物の販売や郷土芸能の発表などが計画されている。
 国土交通省が実施する式典の日程については、明らかになっていない。

 八ッ場ダムは、計画発表から68年をかけて20年3月に完成した。完成時に国交省が竣工式を開く予定だったが、新型コロナの感染拡大により延期となった。(前原久美代)