国交省、「八ッ場ダム完成 感謝のつどい」開催

 さる5月20日、国土交通省関東地方整備局・利根川ダム統合管理事務所が八ッ場ダムに関して二つの発表を行いました。

 一つは、明日23日より、洪水期(7月~10月初旬)に向けて現在は満水となっている水位を徐々に下げていくというものです。
 昨年もこの時期に同様の「お知らせ」がありました。

★「洪水期に向けた準備を開始します。(八ッ場ダム)」
 https://www.ktr.mlit.go.jp/tonedamu/tonedamu00590.html

 もう一つは、5月28日にダム堤でイベントを開催するというものです。

★記者発表「八ッ場ダム完成 感謝のつどい」を開催します
 https://www.ktr.mlit.go.jp/kisha/tonedamu_00000130.html

 国土交通省はコロナ禍を理由に、八ッ場ダムでは他のダムで盛大に行ってきた竣工式を行いませんでした。
 国が完成式典開催を取りやめる中、長野原町は昨年、式典開催を目指したもののあきらめ、今年になって町主催の完成記念イベントを5月28日に行うと発表しました。

★「長野原町が来月28日、八ッ場ダムの完成行事を開催方針」
 https://yamba-net.org/57382/

 国交省の記者発表によれば、国交省の「感謝のつどい」は長野原町主催の「「八ッ場ダムフェスタ」と同時開催とのことです。

 町に引きずられて、国が形ばかりの式典を行う格好ですが、その準備のために、昨日5月21日より31日まで、ダム見学用の堤体脇の駐車場が利用中止となっています。
 https://www.ktr.mlit.go.jp/tonedamu/tonedamu00747.html

 関連記事を転載します。

◆2022年5月26日 上毛新聞
国交省式典も28日 町イベント同日に開催
 新型コロナウイルス感染拡大で見送られていた八ッ場ダム完成記念式典について、国土交通省関東地方整備局は、長野原町主催のイベントと同じ28日にダム周辺で開く。
 国交省利根川ダム統合管理事務所によると、式典は「感謝のつどい」と題し、地元代表者の長野原、東吾妻両町や県、下流都県の関係者、国会議員らを招待する。同事務所は「地元の人あってのダム。事業に関わった多くの関係者に感謝を伝えたい」としている。

 感謝のつどい終了後、長野原町が「八ッ場ダムフェスタ」と題した町民限定イベントを開催する。オペラや和太鼓、ダンス、弾き語りといった演目の後、ダムの最上部にある非常用の「クレストゲート」から放流する。ダム堤体植えにはキッチンカーが出店する予定。

 式典は2020年3月の竣工後に計画され、コロナ下で見送られていた。28日のいずれの催しも、感染拡大防止のため参加人数を制限して行う。当日は関係者以外はダム関連施設に入場できない。

◆2022年5月25日 朝日新聞
ー八ツ場ダム 建設会社が完成記念の切手シートなど寄贈ー

 八ツ場ダム(群馬県長野原町)の完成式典が28日に開かれるのを前に、ダムの本体工事を請け負った建設会社が、完成を記念してつくった切手シート、タオル、クリアファイルの3点を600セットにして町に贈った。町は28日、来場者に配る予定にしている。

 清水建設、鉄建建設、IHIインフラシステムの共同企業体(JV)で、JVを代表して、当時の現場事務所で副所長を務めた清水建設の米山文雄さん(63)が20日に町役場を訪れ、萩原睦男町長に手渡した。

 切手シートは84円切手が10枚の構成になっていて、ダムや橋、地域の名所などがデザインされている。いずれも2年前の完成時につくった記念品だが、新型コロナで式典が延期され、この日の寄贈となった。

 現在は長野県の事務所で勤務する米山さん。当時は町内に7年暮らし、工事に携わった。「反対運動などいろいろな困難があったダムと聞いていたが、いまは町民の方から『町の誇り』と言ってもらえるようになり、うれしい」。萩原町長は「イベントに花を添えていただいた」と感謝した。(前田基行)