八ッ場あしたの会は八ッ場ダムが抱える問題を伝えるNGOです

徳山ダム導水路の反対集会ー3/18、名古屋市

 全国一の貯水容量をもつ岐阜県の徳山ダムは、都市用水の水需要が減少の一途をたどる中、ムダな公共事業として批判されながら、(独)水資源機構(旧水資源開発公団)が組織維持のために建設を強行し、2008年に完成しました。しかし、ダム事業費を負担した名古屋市などが徳山ダムの水を利用するためには、ダムが建設された揖斐川から木曽川に44キロの地下トンネル(木曽川導水路)を建設する必要があります。このため、導水路事業は徳山ダムとセットで計画されました。
 2009年、名古屋市の河村市長が導水路事業からの撤退を表明したことで、この計画は14年近く凍結されてきましたが、さる2月14日、河村市長は突然、事業容認を表明しました。

 市民団体「長良川市民学習会」、「導水路はいらない!愛知の会」、「徳山ダム建設中止を求める会」の3団体は、直ちに16日に「抗議文」を発表するとともに翌17日に市長へ提出、記者会見を行いました。

 「現場は1mの工事も着手されていません。14年の長い間の「凍結」で世間はこの事業を忘れています。何の前触れもない唐突な市長の表明に市民は「いったい何が起こっているのか?」驚きと怒りの声です。3団体は、緊急に抗議の「報告・討論集会」を来月18日に開催することにしました。」とのことです。
 

★三団体の抗議文
 「無駄に無駄を重ねて川を殺す徳山ダム導水路 河村市長の『方針転換』:という愚に抗議する」