八ッ場ダムのダム湖観光の目玉である水陸両用バスは、今月10日より乗車料金が3500円から千円値下げの2500円となりました。
水陸両用バスは八ッ場ダムが完成した2020年の7月から運航が開始されました。これまで長野原町がNPO法人日本水陸両用車協会(東京都)に委託して営業してきましたが、今年6月で三年間の賃貸借契約が終了しました。
今年4月の地元紙によれば、長野原町は「一般競争入札による貸し付け公募の結果、7月から地元企業が運行することが決まったと発表した、貸付期間は5年間。」とのことでしたが、7月は運行が休止され、今月10日より予告された地元企業が運行を引き継いだものです。
夏場、渇水になると水陸両用バスは運航できなくなりますが、今夏は上流で雨が降っており、運航に支障はなさそうです。
(八ッ場ダムは7月から9月にかけて洪水に備えてダム湖の水位を最低でも28メートル下げる操作を行っているため、この期間はダム湖の水深が浅い上流側では水陸両用バスの運航は行われず、水深のある下流側のみで運航されます。)
★国土交通省利根川ダム統合管理事務所ホームページより「八ッ場ダムライブ情報」(八ッ場ダム貯水率100%)
https://www.ktr.mlit.go.jp/tonedamu/teikyo/realtime2/E014020_6.html
◆2023年8月28日 群馬テレビ
https://news.yahoo.co.jp/articles/6cc524f79aa6fe1a2da37f7e40e172dcc0e66d77
ー八ッ場ダムの水陸両用バス 値下げして運航再開 観光客の増加に期待ー
群馬県長野原町の八ッ場ダムで観光振興を目的に運行されていた水陸両用バスが今月10日から運航を再開し、訪れた観光客を楽しませています。
八ッ場ダムの水陸両用バスは、2020年から運行され観光客を楽しませてきましたが、運行事業者との契約満了により、6月末で運行を休止していました。このほど、地元発のベンチャー企業「Dts creation」が運行を引き継ぎ、今月10日から再開しました。
Dts creationは、長野原町で創業したベンチャー企業で、農業事業のほか、東京都内と長野原町や草津温泉の間を結ぶ高速バスを運行するなど、観光活性化の事業も展開しています。
水陸両用バスの「にゃがてん号」は、これまでの運航時間70分から50分に短縮し気軽に楽しめるようにしたほか、料金も大人1人3500円から2500円への値下げを行い、多くの人に楽しんでもらいたいとしています。
同社では「地元発ベンチャーとして、八ッ場・草津温泉地区の魅力の発信、活性化に寄与してまいります」とコメントしています。
同社のホームページから事前予約可能です。
〈参考〉2023年8月3日 アットプレス(プレスリリース)
https://www.atpress.ne.jp/news/363388
ー八ッ場ダム水陸両用バス「にゃがてん号」 8月10日(木)より運行開始 ~地元ベンチャー企業Dts creationが群馬・長野原町を活性化~ー
(一部引用)
「当社は2014年に群馬県長野原町で創業し、「農と観光で地域活性化」を理念に掲げ、農業事業のほか、東京駅・池袋から長野原町・草津温泉までの高速バスを毎日3往復運行しています。今回の水陸両用バス参入により、高速バスとのシナジーを最大化させ、長野原町の活性化を加速させたいと考えています。
八ッ場ダム水陸両用バス「にゃがてん号」は、長野原町と前運行事業者の契約満了に伴い運行を休止しておりましたが、この度当社が運行を担当することとなりました。休止前は運航時間を70分大人1名3,500円で運行していましたが、より多くのお客様に気軽に楽しんでいただきたいとの思いで、運航時間を50分に短縮し、料金も大人1名2,500円へと大幅な値下げを行っての運行再開となります。
現状、八ッ場ダム周辺エリアには多くの観光施設が稼働していますが、残念ながら公共交通機関で訪れることが困難な立地です。そこで当社は2023年冬以降、八ッ場ダムエリアを巡る周遊バスの運行を計画しています。また、今後は当社運行の八ッ場・草津温泉地区への高速バスとのセット乗車券も販売予定です。今後も当社は「移動をもっとたのしく。運賃面では移動をもっと気軽に。」を合い言葉に、地元発ベンチャーとして、八ッ場・草津温泉地区の魅力の発信、活性化に寄与してまいります。」