奥利根の自然保護に取り組んできたNPO法人奥利根自然センターによるフィールドワークをお知らせします。
今回のフィールドワークは、片品川上流域へ行くとのことです。利根川水系の片品川では、水資源開発公団が1987年に戸倉ダム事業に着手したものの、首都圏における水需要の減少などの社会状況の変化を背景に、2003年に事業の中止が発表されました。正式に中止手続きも取られたのですが、今年になって国土交通省関東地方整備局が事業再開を目指していることを明らかにしました。
このフィールドワークを主催するNPO法人奥利根自然センターは、戸倉ダム等の再開中止を求めて9月24日に国土交通省関東地方整備局に意見書を提出しています。
➡「奥利根自然センター、倉渕ダムと戸倉ダムの事業再開について意見書提出」
ダム建設によって水没することが想定される地域の貴重な渓流環境を専門家に案内していただく貴重な機会です。
★フィールドワークの要綱
「第 15 回奥利根フィールドワーク 2026・11 ~片品川上流域・尾瀬の地質構造観察研修会~」

◆テ ー マ
奥利根フィールドワークは、奥利根地域の特徴ある自然の中に出かけ、自然とのふれあいを楽しみながら、人の自然利用に課題のある場所ではそれを解決する方法を考えることも交えて、奥利根の自然を知る機会です。
第15回は、尾瀬の地質や大地のつくりを探って、片品川の上流域に出かけます。巨大な断層である糸魚川―静岡構造線というもので分かれた日本列島。その片品村側に
は、北陸地方と連続する「付加体」という地層があり、その地層の中にはテトリシジミ、恐竜、ベレムナイト、放散虫、そして「破砕帯の断層」や「火山の枕状溶岩」など、尾瀬を紐解く興味深い痕跡がたくさん挟まれていると思われています。専門用語も出てきますが、テレビの地震の解説などで聞くことがあるものも多く、大地が教えてくれるいろいろなことがらに、耳を傾けてみたいと思います。
過去に中止にした戸倉ダム計画を再開させる構想もある中、ダムにするとすれば水没も危惧されるこの周辺域。今回は、戸倉から大清水までの旧沼田会津街道(国道)沿いを歩きながら、尾瀬の地質構造の成り立ちを紐解きます。
◆行 程…戸倉・大清水間を徒歩と車で移動しながら、河川や沢沿いで地形や地質を観察します。
◆集合場所 集合時刻…11 月 3 日(火) 9:00、片品村・尾瀬戸倉バス停留所(車は第 1 駐車場へ)
解散時刻…15:00 同上
◆案 内 者…吾妻郡中之条町教育委員会・湯浅成夫さん(引率・ONC 保護 WG 委員)
◆定 員…定員 20 名(申し込みの先着順)
◆参 加 費…3,000 円(受講料 2,000 円:資料代・運営費等、センター寄付金 1,000 円)
※センターの資料室維持のため、参加費の中に寄付金を入れさせて頂いています。
※正会員及び高校生以下は受講料無料(参加費 1,000 円)になります。
◆持ち物等…飲み物、昼食、雨具、長靴のような雨の中でも快適に歩ける履物が便利です。
◆参加申込…10 月 27 日(火)までに申込フォーム(URL または QR コード)より
URL:https://forms.gle/RsLoae5nKAG5QEuW7
◆留意事項…雨天決行
参加費のお支払い方法については、お申し込み後にお知らせ致します。開催7日前以降のキャンセルは、キャンセル料をご負担いただきます。