八ッ場あしたの会は八ッ場ダムが抱える問題を伝えるNGOです

「浅間山 火山性地震が一日100回超す」(朝日新聞)

 八ッ場ダムの目的は首都圏の治水・利水ですが、最近、国土交通省は、砂防ダムという新たな目的を見出したようです。
「八ッ場ダムの上流域は日本有数の活火山だ。火山活動で浅間山噴火の際には火山泥流が吾妻川に流れ出し、過去には大災害も起きている。そうした状況の時、八ッ場ダムは巨大な砂防ダムの役割を果たすと考えられている。」(広報やんば1月15日号、国土交通省八ッ場ダム工事事務所)
 自然は人間の思い通りになるのでしょうか?

2006年2月11日 朝日新聞群馬版より
「火山性地震が一日100回超す 浅間山」

 長野県境の浅間山で一月下旬から、火山性地震が増え、一日当たり100回を超す日が続いている。一昨年9月に中規模噴火をした浅間山は、昨年6月には火山活動度がレベル2(やや活発な火山活動)に下がったが、活発化している。
 火山性地震は一月中旬から一日50回を超す日が増え、30日に168回へ急増。以降もほぼ連日100回を超し、2月9日は108回だった。
 1月の地震回数は計1393回で、3ヶ月ぶりに1千回を超した。火口付近が高温のために赤く輝く火映現象も見られ、気象庁地震火山部は「今後も小規模な噴火が発生する可能性がある」と注意を呼びかけている。