八ッ場あしたの会は八ッ場ダムが抱える問題を伝えるNGOです

「長野原 移転の東中31人が卒業」(上毛新聞)

2006年3月14日 
 昨日、八ッ場ダム予定地にある長野原東中学校において、旧校舎で最後の卒業式が行われました。東中学の現在の校舎は、JR吾妻線、長野原草津口駅前にあります。現在造成中の移転代替地の写真はこちら→http://www.ktr.mlit.go.jp/yanba/kouji/naganohara/03/naganohara03.htm

 水没予定地にある長野原第一小学校は、2002年に移転しました。長野原第一小のホームページは、地域の人々に愛されてきた木造旧校舎の写真、校歌など情報が豊富です。↓
http://www8.wind.ne.jp/kumori/
 ダム工事によって、地域の子ども達を取り巻く環境は激変しつつあります。

今朝の上毛新聞朝刊より転載
「ありがとう学びや 移転の東中31人が卒業 長野原」
 県内の公立中学校174校で13日、卒業式が行われ、19158人が思い出あふれる学びやを巣立った。
 長野原町長野原の長野原東中(蔦村真也校長)は八ッ場ダム建設に伴う校舎の解体を前に、現校舎で最後の卒業式が行われた。卒業生31人は蔦村校長から卒業証書を渡された後、校庭に並んだ在校生の拍手に送られて学校を後にした。
 ダム建設関連工事で校庭部分にJR吾妻線の線路が設置されるため、現校舎北側の高台に新校舎を建設、来年度の二学期から移転する予定。蔦村校長は「この校舎で最後の卒業生になる君たちの未来に栄光あれ」と祝福の言葉を送った。