八ッ場あしたの会は八ッ場ダムが抱える問題を伝えるNGOです

「生活再建圧縮案提示に住民反発」(上毛新聞)

 1月27日付けの上毛新聞トップニュースー「八ッ場ダム生活再建事業178億円に大幅圧縮(↓)の続報です。
https://yamba-net.org/wp/modules/news/article.php?storyid=688

2009年2月10日 上毛新聞より転載
「生活再建圧縮案提示に住民反発 八ッ場ダム 対策委で県」

 県は九日夜、長野原町川原湯の八ッ場ダム総合相談センターで開かれた「八ッ場ダム水没関係五地区連合対策委員会(萩原昭朗委員長)の会合で、同ダム建設に伴う水没地域の生活再建事業のうち、下流都県と共に捻出する利根川・荒川水源対策基金事業の総額を、当初案の二百四十九億円から百七十八億円に大幅圧縮する見直し案を提示した。
 県は、下流都県とのこれまでの交渉経過や見直し案の事業内容などを説明。「地元が要望する事業を賄える。この内容でお願いしたい」と理解を求めた。住民側からは「金額が減って満足できない」「住民が苦しんできた思いが反映されていない」などと反発する意見が相次いだ。住民側は今後、各地区で協議し、内容を検討していく。
 県は見直し案をすでに町と町議会に提示。町側は「のめる内容ではない」として県に再考を求めている。