八ッ場あしたの会は八ッ場ダムが抱える問題を伝えるNGOです

八ッ場ダムの関連事業で新たな温泉施設オープン

 ゴールデンウィークを前に、八ッ場ダムの地元自治体で、温泉施設がリニューアルオープンしました。
 八ッ場ダムの地元自治体は、長野原町と東吾妻町で、この温泉施設があるのは、下流の東吾妻町の方です。八ッ場ダムの水没予定地には、700年の歴史のある自然湧出の川原湯温泉があります。吾妻渓谷を隔てて、目と鼻の先に新たな温泉施設が開業したことで、代替地での温泉街再建をめざす川原湯温泉は厳しい競争にさらされることになり、川原湯温泉のファンからは心配の声があがっています。

東吾妻町の公式サイトより、”天狗の湯”の紹介ページ↓
http://www1.town.higashiagatsuma.gunma.jp/www/contents/1271760654259/index.html

入館料400円。仮施設の頃は、町民のみ利用可能で、利用料は100~200円でした。

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2010年05月01日 朝日新聞群馬版より転載
ー八ツ場の地元で日帰り温泉開業ー
http://mytown.asahi.com/gunma/news.php?k_id=10000581005010001
 
 吾妻渓谷に近い東吾妻町三島に日帰り温泉「天狗(てん・ぐ)の湯」=写真=が完成し、28日、営業を始めた。約2億8700万円の事業費には八ツ場ダムの受益者となる下流都県が負担する水源地域対策基金が充てられた。町内のダム関連施設は二つ目。

 男女別の内湯と露天ぶろ、貸し切り風呂のほか、無料の足湯もある。源泉を夜間は地下のタンクに蓄え、かけ流しを実現した。施設を運営する町では年間6万人の利用を見込んでいる。

 町ダム対策室によると、3年後をめどに周辺約5ヘクタールを公園として整備し、観光拠点にする計画。事業費約4億2千万円の半分を国、残りを下流都県と町が負担する。

 町内のダム関連施設にはこのほか、同町松谷の国道145号沿いのパーキング・エリアがある。