◆2011年2月23日 毎日新聞茨城版より転載
http://mainichi.jp/area/ibaraki/news/20110223ddlk08010085000c.html
-八ッ場ダム:検証、「公正に」と要望 市民団体が知事に /茨城―
市民団体「八ッ場ダムをストップさせる茨城の会」(近藤欣子代表)は22日、八ッ場ダム(群馬県)の検証作業について、科学的かつ公正に行うよう求める要望書を橋本昌知事に提出した。要望書は、現在進められている国土交通省関東地方整備局や県を含む1都5県による検証に対し「ダム事業者の集まり」と批判。県庁で会見した神原礼二事務局長は「検討の場に住民が参加する場面があり、公開の場で行ってほしい」などと訴えた。
また、要望書は、県西、県南、県央地域の32市町村の首長が県に対し、水道用水の供給事業料金値下げを求める要望書を出したことに触れ、「市町村と県は共に水余りを認めている」と指摘。「八ッ場ダムなど無用な水源開発から撤退し、水道料金の引き下げを図ること」を求めている。
県は新年度予算案にダム関連費用として約13億円を盛り込んでいる。【鈴木敬子】