熊本県で進行中のダム事業、2018年度政府予算案

 2018年度の政府予算案の中で、熊本県のダムに関連する予算についての記事が地元紙に掲載されていました。
 熊本地震の被災地に本体工事予定地がある立野ダムは、市民団体「立野ダムによらない自然と生活を守る会」が同ダムの問題を厳しく指摘しており、反対の声がひろがっています。

 漏水問題がテレビでも大きく報道された大蘇ダムは、漏水対策に予算がつけられます。
 川辺川ダムにも予算。川辺川ダムは民主党政権で中止が決まったが、事業はいまだ止まらず。

◆2017年12月23日 熊本日日新聞朝刊
https://this.kiji.is/317128566233121889?c=92619697908483575
ー「立野ダム」本体工事に48.9億円 2018年度政府予算案ー

(写真)熊本地震で被災した作業路・橋の復旧をほぼ終え、本体着工を間近に控える立野ダム建設予定地=2日、右岸が南阿蘇村、左岸が大津町(上田良志)

 国土交通省が整備する立野ダム(熊本県南阿蘇村、大津町)は、本体工事費などに2017年度当初予算比5200万円増となる48億9千万円を盛り込んだ。本体工事は本年度内にも着工し、ダムの安定性を高める地盤整備に必要な基礎掘削に入る。

 熊本地震による土砂崩れで工事用道路が被災し、16年度に予定していた本体着工を延期していた。国交省は22年度の完成予定を変更せず、総事業費917億円も維持する方針。

 計画通りに貯水できない国営大蘇ダム(産山村)の漏水対策は、国営かんがい排水事業費(総額1162億円)で対応する。農林水産省は、大蘇ダムへの配分額について18年度予算成立後に公表するとした。ダム湖ののり面にコンクリートを吹き付ける工事を進めており、19年度完了を目指す。

 国が建設中止を決めている川辺川ダム事業は、河川流量の調査などに4億2600万円を計上した。(嶋田昇平)