「日本人の伝統的自然観と異常豪雨下の治水のあり方」(大熊孝さん)

 さる8月31日、7月の西日本豪雨による水害をテーマとした、共産党群馬県議団による公開研修会が前橋市で開かれました。
 この研修会では、八ッ場ダム推進に異を唱えてきた大熊孝さん(新潟大学名誉教授・河川工学)と嶋津暉之さん(水問題研究家)が現在の河川行政の問題について、西日本豪雨による水害等の具体的な状況を踏まえて講演されました。 
 大熊さんのスライドを提供していただきましたので、紹介させていただきます。みずから視察した7月の被災地、岡山県真備町の他、2004年と2011年の新潟・福島豪雨水害、2015年の鬼怒川水害、2016年の岩手県・小本川水害などが取り上げられています。

 下の文字列をクリックすると、講演スライドが表示されます。

★「日本人の伝統的自然観と異常豪雨下の治水のあり方」(大熊孝)

 明治時代以降の河川行政は、自然を克服することを目指してきました。ダムで洪水をコントロールするという発想も、こうした考えから出発しています。自然の一部である川を、地球における物質循環の重要な担い手であるとする大熊先生の考え方は、現在の河川行政の方向性とは大きく異なるものです。人と川とのあり方、治水のあり方について、哲学的な考察をまじえた大熊先生の講演は、大変奥の深いものでした。 

(大熊先生には、12月16日、当会が東京・水道橋の全水道会館で開催する集会でも、岡山県の被災地視察報告をしていただきます。集会の詳細は、後ほどホームページの「イベントのお知らせ」に掲載します。乞うご期待!)

 スライドの一部を以下に掲載します。