水需要予測再評価 未実施は「不合理」 石木ダム控訴審で原告側

 さる3月11日、福岡高裁で石木ダム事業認定取消訴訟の第2回口頭弁論がありました。
 この口頭弁論では、原告側がダムの必要性の根拠となる水需要予測の再評価を佐世保市が2012年度の後、実施していないことを追及しました。

 ダム事業の再評価は5年おきに実施すべきなのですが、佐世保市は実施しようとしません。下図の通り、佐世保市は水需要の実績とかけ離れた架空予測で、石木ダムが必要だとしています。水需要の減少・横ばい傾向が続く現状において、予測のやり直しを行えば、予測値の下方修正を余儀なくされるため、佐世保市は再評価をサボタージュしているのです。

 関連記事を転載します。

◆2019年3月12日 長崎新聞
https://this.kiji.is/478012870045746273?c=174761113988793844
ー水需要予測再評価 未実施は「不合理」 石木ダム控訴審で原告側ー

  長崎県と佐世保市が東彼川棚町に計画する石木ダム建設事業を巡り、反対地権者らが国に事業認定取り消しを求めた訴訟の控訴審第2回口頭弁論が11日、福岡高裁(西井和徒裁判長)であった。原告側は、佐世保市がダムの必要性の根拠となる水需要予測の再評価を実施していない点を追及し「予測が不合理だと強く推測させる」と述べた。
 ダム計画は、同市が2012年度に実施した予測を基にしている。国は国庫補助の対象事業について、事業主体に原則5年ごとの再評価を義務付けているが、市は「社会情勢の大きな変化はない」と見送った。原告側は「今、再評価をすれば、ダムが不要との結論になるからだ」と主張した。
 弁論後の集会で、原告弁護団長の馬奈木昭雄弁護士は、ダム建設予定地の住民の暮らしを追ったドキュメンタリー映画「ほたるの川のまもりびと」を証拠として提出し、裁判所に法廷での上映を求める考えを明らかにした。「代替地への移転で地域コミュニティーが再現できる」とした一審判決に反論する狙い。
 国側は、ダムの必要性を認めた一審判決が適正とする答弁書を提出した。次回期日は7月3日。

—転載終わり—

〈参考ブログ〉石木川まもり隊 「控訴審 第2回口頭弁論 再評価を実施しないのは・・?」
       http://ishikigawa.jp/blog/cat01/4938/