政府予算案、八ッ場ダム、来年度は管理段階へ 建設費の計上なし

 政府が来年度の予算案を閣議決定したことを受けて、ダム事業等の来年度の予算が報道されています。
 上毛新聞では、これまで毎年、多額の予算を確保してきた八ッ場ダム事業が今年度末に完了するため、来年度の建設事業費が計上されなかったことが一面で報道されました。
 
(以下の記事中、「八ッ場、管理段階へ」の部分はネット記事では一部省略されているため、紙面記事より転載)

◆2019年12月21日 上毛新聞
https://www.jomo-news.co.jp/news/gunma/politics/181911
ー政府予算案 八ツ場ダム絡みは計上せず 火山関連に1億1500万円ー

 政府は20日、2020年度予算案を閣議決定した。一般会計の総額は102兆6580億円と8年連続で過去最大となった。当初予算として19年度に続き100兆円の大台を超えた。高等教育や幼児教育・保育の無償化など安倍政権が掲げる全世代型社会保障への転換を推進するため、社会保障関係費が過去最高の35兆8608億円に膨張した。消費税増税に伴う景気下支えにも引き続き1兆7788億円を積み、防衛費は6年連続で最大を更新した。

八ッ場、管理段階へ 建設費の計上なし
 閣議決定された2020年度予算案に、本年度完成予定の八ツ場ダム(群馬県長野原町)の建設事業費は計上されなかった。国土交通省によると、工事が終わり20年度から管理段階に移る見通しのため。個別のダム管理費は公表していない。
 
 同ダムは計画発表から67年が経過し、総事業費は5320億円。本年度予算は、本体工事や生活再建関連字業の付け替え道路工事などに281億円を計上していた。現在は水をためて安全性を確認する試験湛水が大詰めを迎えている。

 このほか、20年度予算案の県内ダム関連では、みなかみ町の藤原、奈良俣両ダム間で洪水調節容量を振り替え、治水機能を増強するダム再生事業に8月の概算要求通り2億7100万円を計上した

 火山関連では昨年1月の草津白根山(草津町)の噴火を踏まえ、降灰予報システム更新強化などに1億1500万円を盛り込んだ。長期間活動がない火口の噴火でも、予報を迅速に提供できるようにする。現在は活動が活発で監視中の火口しか提供できない。

 草津白根山は火口の状態変化などを監視しているカメラ4基のうち1基を更新する。

写真下=八ッ場ダムのダム堤と最低水位を維持している貯水池。

写真下=八ッ場大橋(湖面橋)。

写真下=JR川原湯温泉駅の前に広がるダム湖。右手の水没地に旧温泉街があった。

写真下=横壁地区の代替地よりダム湖を望む。丸岩大橋(湖面橋)より上流側では、最低水位の現在、ダム湖の姿は見えず、台風によって運ばれた土砂が吾妻川の河川敷に堆積している。