八ッ場あしたの会は八ッ場ダムが抱える問題を伝えるNGOです

八ッ場ダム湖の水陸両用バス、水不足で当面運休

★9/3追記
 八ッ場ダム貯水池の水位は9/2に下げ止まり、9/3に9月4日より運行再開と発表されました。
 https://naganohara.com/news/nyagaten-unkyu/

 長野原町が運営する水陸両用バスが8月27日より当面の間、運休とのことです。

★長野原町オフィシャルガイド
https://naganohara.com/news/nyagaten-unkyu/

 八ッ場ダムの水位は、7月1日より洪水調節のために下げられましたが、7月は梅雨が明けず、貯水率100%が続いていました。
 国交省関東地方整備局の利根川ダム統合管理事務所のサイトによれば、現在の八ッ場ダムの貯水率は95%弱となっています。
 https://www.ktr.mlit.go.jp/tonedamu/teikyo/realtime2/E014020_6.html

 長野原町の天気予報によれば、晴天続きは今日までで、明日からは雨マークが多くなります。
 https://tenki.jp/forecast/3/13/4220/10424/

 関連記事を転載します。

◆2020年8月28日 上毛新聞
ー水不足で当面運休ー

 八ッ場ダム(長野原町)のダム湖「八ッ場あがつま湖」の湖上や周辺で運営している水陸両用バスが27日、湖面の水位低下のため運休した。ダム上流は晴天が続き水位の上昇が見込めないため、当面運休する。

 バスは同町がNPO法人日本水陸両用車協会(東京都)に委託して営業。協会は27日に基準の水位を下回ったため、水没した構造物に衝突したり、堆積土砂の影響で入出水の際に支障が出たりする恐れがあると判断した。担当者は「水不足の心配はあったが、こんなに早く運休しなければならないとは」と話した。
 7月18日に始まり、1日5便の営業。連日ほぼ満員の人気になっていた。

—転載終わり—

写真=水陸両用バスがダム湖に入出水していた川原湯地区の上湯原代替地。写真奥にダム堤が見える。

写真=水陸両用バスがダム湖に入出水した坂道。