荒川の喫緊の治水対策は、下流の橋梁付近の堤防嵩上げ工事

 12月22日(火)に「荒川の治水・防災問題合同研究会」の学習会が埼玉県川口市で開かれました。

 「荒川の治水・防災問題合同研究会」学習会 (主催  東京自治問題研究所・埼玉自治体問題研究所)

 ◇土屋 十圀(中央大学理工学研究所、前橋工科大学名誉教授) 
   「激甚化・広域化する豪雨災害―首都圏の水害から命を守るために―」
 ◇石崎 勝義(旧・建設省土木研究所次長) 
   「荒川下流部堤防の質的強化について-洪水・高潮・地震に対する危険性及び対処法を考える-」
 ◇嶋津 暉之(水源開発問題全国連絡会 共同代表) 
   「荒川第二・第三調節池の事業が始まるが、荒川には喫緊の治水対策がある」

 学習会で配布された嶋津さんの講演の詳細な資料とスライドが水源開発問題全国連絡会のホームページに公開されています。

 配布資料 
 http://suigenren.jp/wp-content/uploads/2020/12/e6797758746f6d662f297123d8410386-1.pdf 

 スライド
 http://suigenren.jp/wp-content/uploads/2020/12/c4205fffe1808674225d184d4058321a.pdf

 講演のポイントは次の4点です。

1 荒川の治水計画はどうなっているのか?

2 スーパー堤防(高規格堤防)事業の虚構

3 荒川第二、第三、第四調節池事業の計画と問題点

4 荒川には喫緊の治水対策がある(荒川下流の橋梁付近の堤防嵩上げ工事)

(一部転載)
 4 荒川には喫緊の治水対策がある(荒川下流の橋梁付近の堤防嵩上げ工事)
 荒川下流部は次図のとおり、橋梁付近で堤防高が極端に低くなっているところが4カ所ある。大洪水が来れば、そこから洪水があふれて大氾濫を引き起こす危険性がある。
 京成本線の荒川橋梁(堀切橋に隣接)は約 400 億円をかけて 2018 年度から架け替え工事に着手し、堤防を嵩上げすることになっているが、現地を見ると、工事はまだ始まっていない。
 そして、その他の高さ不足橋梁については嵩上げ工事が全く具体化されていない。
 荒川の喫緊の治水対策は、このように堤防高が極端に低くなっている橋梁付近の嵩上げ工事であり、すみやかに進める必要がある。