国交省が秋田県へ「提案」、成瀬ダム総事業費700億円増の2230億円へ

 国土交通省が秋田県東成瀬村に建設中の成瀬ダムは、工期を延長し事業費を増額することになりました。工期が2024年度から2026年度に延長され、事業費は1530億円から
2230億円へと、700億円も増額さされることになります。
 報道ではダム計画の変更案を国交省が秋田県に提案したと書かれていますが、秋田県がこれを拒否することは不可能というのがダム行政の「常識」です。完成予定まであと4年というところで700億円も増額するのですから、ダム事業者(国土交通省)はやりたい放題という感じがします。

◆2021年6月3日 秋田テレビ
https://news.yahoo.co.jp/articles/33d78062cac47420fab195879b9d93d9c23b056f
ー国が建設進める成瀬ダム コスト掛かり増しに 佐竹知事「安全のためやむを得ない」秋田・東成瀬村ー

 国が秋田県東成瀬村に建設中の成瀬ダムの工事現場に3日佐竹知事が訪れ、工期の延長と整備費用の増額が検討されている現状について「安全のためやむを得ない」との見解を示した。

 国土交通省が秋田県東成瀬村に建設を進める多目的ダム・成瀬ダムは、当初総事業費が1530億円で2024年度に完成する予定だった。現場では掘削が進められてきましたが、ダムの上流に岩盤の強度が弱い地層が見つかり、安全確保に向けコンクリートに置き換える対策工事が必要になった。

 また必要な資材の価格や人件費の単価が上昇していることを理由に、国は工期は2年延長した2026年度まで。

 総事業費は700億円追加した約2230億円に変更する案を秋田県などに提案し、意見を求めている。

 佐竹知事は3日建設現場を訪れ、職員から新しい工事が必要になった理由などについて説明を受けた。佐竹知事は「費用増額はやむを得ない。安全性を損ねない程度に最大限のコスト縮減してほしい」と話した。

 秋田県は、計画の変更案を6月議会に示す方針で、事業費の追加分700億円のうち約133億円を負担する見込み。

◆2021年6月3日 NHK秋田放送局
https://www3.nhk.or.jp/lnews/akita/20210603/6010010656.html
ー佐竹知事 建設中の「成瀬ダム」を視察ー

 国が事業費を増額する方針を示している東成瀬村で建設中のダムをめぐって、費用の一部を負担する秋田県の佐竹知事が、3日ダムの建設現場を訪れ、工事の進ちょく状況などを確認しました。

東成瀬村にある「成瀬ダム」をめぐっては、国土交通省が先月末安全対策のための追加工事が必要になったほか、資材費や人件費が高騰しているなどとして、工期を2年間延長して令和8年度までとするとともに、事業費をおよそ700億円増額しておよそ2230億円に変更する案を発表しました。

事業費の一部は秋田県や県内の自治体も負担することになっているため、佐竹知事は3日午後、工事の進ちょく状況などを確認するため建設現場を訪れました。

この中で佐竹知事は、現場の責任者から強度の低い岩盤が見つかった現場の説明を受けながら、安全対策のための追加工事の必要性などについて確認していました。

このあと佐竹知事は報道各社の取材に対し「資材の費用などが上がっていることについては、やむをえない」とした上で「安全・機能性を損ねない範囲でコストの縮減に向けて最大限努力してもらいたい」と話していました。

国土交通省の案では、秋田県は追加でおよそ133億円を負担することになっていて、県は6月議会に変更案を提出して審議することにしています。

◆2021年6月3日 秋田放送
https://www.akita-abs.co.jp/nnn/news93zqybv7ziu72dwju5.html
ー成瀬ダム建設現場 佐竹知事が視察ー

 国が東成瀬村に建設を進めている成瀬ダムを佐竹知事が視察しました。2018年の本体工事開始以来初めての視察です。事業費が700億円ほど増加する見通しを国が示したことを踏まえて佐竹知事は「コスト縮減に最大限取り組んでほしい」と述べました。

 成瀬ダムは洪水の防止のほか農業用水や生活用水の供給など多目的ダムとして建設が進められています。佐竹知事は3日、現場を訪れ成瀬ダム工事事務所から工事の進捗状況について説明を受けました。

 国土交通省は成瀬ダムの工期を2年延長し、2026年度に完成させる計画を示しました。事業費はおよそ700億円増えて2230億になる見込みだと発表しています。成瀬ダム工事事務所は事業費の5パーセントを目標にコスト削減に取り組むと説明しました。

 県は事業費の増額や工期の延長についての意見をまとめて今月始まる県議会に諮ることにしています。