(独)水資源機構の川上ダム、完成間近(工事進捗率98%)

 昨年試験湛水が開始された淀川水系の川上ダムは間もなく完成する見込みです。
 水資源開発を目的とする(独)水資源機構の川上ダムは、「都市用水の供給」が主目的の筈ですが、当初は事業に参画していた奈良県と西宮市の水道が撤退し、残っているのはダム建設地である伊賀市の水道のみです。
 川上ダムは国土交通省近畿地方整備局が2001年に設置した淀川水系流域委員会で2005年に事業中止の答申が出された5事業の一つです。伊賀市でも川上ダムの反対運動が続いてきましたが、伊賀市が撤退すれば水資源機構法に基づいてダム事業そのものが中止に追い込まれるため、小さな自治体が参画を強いられる形でここまできてしまいました。
 川上ダムについては、不要であるというだけでなく、オオサンショウウオの棲む豊かな河川環境を破壊するという観点からもダム建設中止を求める声がありました。

◆2022年9月13日 毎日新聞三重版
https://mainichi.jp/articles/20220913/ddl/k24/010/215000c
ー川上ダムの工事進捗率は98%程度、市の負担は約90億円 /三重ー

 伊賀市議会定例会の12日の一般質問で、2議員が建設工事が進む川上ダムについて質問し、市側は得ている情報として、ダム本体工事の進捗率は8月末時点で98%程度、2023年3月完成予定、かかった事業費は23年7月ごろ確定すると答弁した。別の答弁では、ダムの水を利用する利水者である伊賀市の川上ダム建設負担金は約90億円と見込んでいた。内訳は償還元金約67億7000万円、利子約18億円、消費税約4億1100万円。市は総事業費を当初計画の1180億円から1103億円に減額して算定されていると説明した。