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川原湯温泉の奇祭「湯かけ祭り」今年も中止 コロナ下の実施は困難 3年連続

 八ッ場ダム事業により、水没地からダム湖畔の代替地に移転した川原湯温泉では、大寒の1月20日に湯かけ祭りが行われてきました。厳寒の早朝、下帯一つの住民らが湯を掛け合う行事は、川原湯温泉の人口が減少する中、同じ長野原町内の住民や町外へ引っ越した住民らの協力も得て引き継がれてきました。季節ならではの年中行事は、マスコミの格好の被写体として、毎年全国ニュースで取り上げられるほど人気のイベントですが、コロナ禍により今年も中止とのことです。
 紙面では、湯かけ祭り中止の記事の上に、八ッ場ダム放流の記事がカラー写真を添えて大きく掲載されていました。

◆2023年1月17日 上毛新聞
https://www.jomo-news.co.jp/articles/-/229544
ー川原湯温泉の奇祭「湯かけ祭り」今年も中止 コロナ下の実施は困難 3年連続 群馬県長野原町ー

 群馬県長野原町の川原湯温泉に伝わり、例年は1月の大寒に開かれる奇祭「湯かけ祭り」について、川原湯区の役員による評議員会が今年も中止を決めたことが16日までに分かった。新型コロナウイルスの感染防止策を講じることが難しいため。中止は3年連続となる。

 祭りは大寒の早朝、共同浴場「王湯」で、川原湯の住民らが下帯姿で「お祝いだ、お祝いだ」と叫びながら湯をかけ合い、湯の神に感謝する。

 大勢が密集し、大声を出すことから、コロナ下の実施は困難として今年も見送ることになった。今年の大寒に当たる20日は、祭典役員らによる神事のみを執り行う。

 区長の金子守さん(69)は「中止は残念だが、地区内で感染が広がることは避けたい。皆が楽しみにしており、来年こそは開催したい」と話している。
 

◆2023年1月17日 上毛新聞
https://www.jomo-news.co.jp/articles/-/229543
ーふるさと納税返礼品に八ツ場ダムイベント入場券 緊急用ゲートからの放流を間近で見学 群馬県長野原・東吾妻町ー

 見る機会が少ない八ツ場ダム(群馬県長野原町)の「クレストゲート」からの放流を間近で見学できるイベント入場券を、同町と東吾妻町がふるさと納税の返礼品にした。イベントは5月27日に開催予定。両町合わせて500人分の入場券を用意した。長野原町によると、ダム放流イベントの入場券を返礼品にするのは全国でも珍しいという。

 長野原町は放流を2回見学でき、町内の買い物に使える「感謝券」などが付いたプレミアムコース(寄付額2万円から)と、放流1回の一般コース(同5千円から)を用意した。

 東吾妻町は、自転車型トロッコ「吾妻峡レールバイク アガッタン」の往復チケット付きパック(同3万4千円)、アガッタンと町営キャンプ場の共通割引券などが付いた2人用パック(同1万6千円)などを用意した。

 両町ともふるさと納税サイトで3月31日まで寄付を受け付ける。両町民は5月27日午後の町民限定イベントで見学できる。

 クレストゲートはダム満水時に緊急放流をする際に開ける設備で、点検以外で使うことはめったにない。八ツ場ダムでは昨年5月の完成記念式典に合わせて、町民ら関係者のみを招待したイベントで初めて試験放流が披露された。

 ダム直下の見学エリアが限られる中、知名度の高い八ツ場ダムの特別な放流を町外の人に見てもらおうと企画した。長野原町の担当者は「併せて八ツ場周辺の観光を楽しんでもらいたい」としている。

 今回の放流イベントは両町で組織する実行委員会が主催する。問い合わせは長野原町未来ビジョン推進課(☎0279-82-2229)、東吾妻町まちづくり推進課(☎0279-68-2111)へ。

写真=川原湯温泉はダム湖畔の打越代替地にある。2022年12月24日撮影。

写真=川原湯温泉街。右奥に共同湯の王湯会館。

写真=ダム堤と吾妻渓谷の山並み。