八ッ場あしたの会は八ッ場ダムが抱える問題を伝えるNGOです

八ッ場ダム貯水池周辺の地盤に関する報告書(国交省開示資料)を掲載

 八ッ場ダムは複雑な地質からなる土地に建設されました。ダム貯水池周辺は地すべり等の災害リスクを抱えているため、八ッ場ダム事業では多額の工費を投じて押さえ盛り土などの対策が実施されました。ダム完成後の今も、ダム湖周辺には数多くの観測機器が設置されており、地盤・防災の専門コンサルタント会社が毎年、観測結果を分析して八ッ場ダムを管理する国土交通省利根川ダム統合管理事務所に報告書を提出しています。

 このほど、最新の報告書を情報公開請求により入手しましたので、当会ホームページの「資料集」のページに公開しました。
 https://yamba-net.org/file-arc/#00

〇八ッ場ダム貯水池周辺の地盤に関する開示資料(国土交通省利根川ダム統合管理事務所、2024年1月情報開示)
 R4・5八ッ場ダム貯水池斜面観測評価業務報告書(令和5年7月、日本工営株式会社)

 報告書はREPORT1~9に分かれており、5~9は巻末資料です。上記ページに表示した各REPORTをクリックするとデータがダウンロードできます。

 今回の報告書のREPORT4では、ダム湖に流れ込む白岩沢左岸(横壁地区)の盛り土箇所の下方で浸食が起きていることが問題視されています。
 浸食箇所の地層は固結していない段丘堆積物からなっており、さらに浸食が拡大すると浸食箇所の上部にある盛り土への影響が懸念されるため、地すべり等の災害を防ぐための対策工事が必要と判断されています。この盛土の上には、地域振興施設である「八ッ場湖の駅丸岩」が建設されており、水陸両用バスの出発地でもあります。

 当該箇所は湖水に面しており、ダムの操作による貯水位変動の影響を受けることから、複数年にわたる施工計画(法面保護工と鉄筋挿入工)の立案が必要で、対策工事の際には貯水位を下げる必要があるため、関係機関との協議も必要と書かれています。

 白岩沢の浸食箇所についての説明の一部を以下に掲載します。

〇写真=REPORT4、14-4より

〇画像=REPORT4、14-14

〇画像=REPORT4、14-16より

〇画像=REPORT4、14-17より

〇画像=REPORT4,14-22より