長崎県が事業主体の石木ダム事業は、半世紀以上前からの計画ですが、事業用地の住民13世帯(約50人)が反対して立ち退かないため、本体工事に取り掛かれない状態が続いています。ダムの完成予定は現計画では2032年度ですが、すでに計画変更による工期延長が10回繰り返されながら、ダム建設の見通しは立っていません。
長崎県はこれまで、住民が納得するダムの必要性を示すことができずにひたすら事業推進を目指してきましたが、今年2月に国土交通省出身の平田研知事が誕生し、行き詰っている石木ダムの問題をどう解決するか、その手腕が注目されています。
平田知事は知事選に際して、石木ダム問題について有識者に意見聴取を行うと表明しており、7月から約3か月をかけてこの公約を実践するとのことです。
長崎県の公式サイトに、第一回の有識者会議の情報が掲載されています。
令和8年7月12日開催の意見を聞く場
https://www.pref.nagasaki.jp/doc/49674.html
日程
令和8年7月12日(日曜日) 13時30分から15時45分
意見をお聞きする方
https://x.gd/UVSfe
伊藤 達也 法政大学名誉教授 (利水)
今本 博健 京都大学名誉教授 (治水)
夛田 彰秀 長崎大学特定教授 (治水)
つる 詳子 環境カウンセラー (環境)
富樫 幸一 岐阜大学名誉教授 (利水)
中原 康彦 環境・自然調査・研究コンサルタント (環境)
西島 和 弁護士
野口 正人 長崎大学名誉教授 (治水)
宮本 博司 元国土交通省職員 (治水)
プレスリリース 「石木ダムに係る有識者の意見を聞く場」のインターネット配信について
https://www.pref.nagasaki.jp/press-contents/49651.html
内容
知事が、石木ダム事業のあり方や、川棚川水系河川整備計画変更の必要性の有無を判断するために、有識者から予断なく様々な意見をお聞きするもの。
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このインターネット配信は、全国どこからもパソコン、スマフォで視聴可能です。市民団体「石木川まもり隊」によれば、石木ダム建設予定地の住民も傍聴し、発言も予定されているとのことです。
なお、今回の有識者委員9名のうち6名(西島和、宮本博司、今本博健、富樫幸一、伊藤達也、つる詳子の各氏)は、「市民による石木ダム再評価監視委員会」の市民(専門)委員でもあります。同会のサイトには、石木ダムが抱える様々な疑問点に取り組んできた同会の活動の資料が豊富に掲載されています。
同会では、長崎県のライブ配信を多くの県民が視聴できるよう、県の配信情報をお知らせするとともに、県内3か所にパブリックビューイング会場を用意することを公表しています。
